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京都のイベント・料理

NHK公開セミナー・・「八重の桜と新撰組」       

京都市中京区烏丸通り夷川上る・京都商工会議所  2013.7


NHK公開セミナーが烏丸丸太町の京都商工会議所の講堂で行われました。講師は大河ドラマ「新選組!」「龍馬伝」「八重の桜」の時代考証をされている山村竜也(たつや)さんです。


会場は、八重の兄・山本覚馬が商工会議所2代目の会長を務めたという、京都商工会議所です。














★山村さんは新撰組が大好きという歴史作家でもあることから、新撰組の話題も豊富に聞けました。新撰組の局長近藤勇・副局長土方歳三・幹部隊士沖田総司の当時の報酬を現代に換算。かなりの額に驚きました。

★斉藤一・・・新撰組の隊士として活躍して、最後まで会津藩とともに活躍したことや、八重の家の近くで幼なじみの、高木時尾(貫地谷しほりさん)と結婚するというエピソード、斉藤一の左利きにまつわる伝説を、持参した居合刀による抜刀・納刀のパフォーマンスでユニークに解説。

斉藤一というと、最近はアニメや映画「るろうに剣心」の警察官でその存在が脚光を浴びています。明治政府で生き残り、72歳の天寿を全うしたいうのも、近藤勇や土方歳三に比べ、強運の持ち主だと思います。

★会津藩と新撰組の関係・・・新撰組は江戸中期に武芸の達人が集まった会津藩にもともとあった組織で、そこから名前を採ったということです。会津藩には自分たちは幕府直属の家臣で、雇われ隊士の新撰組とは一線を画すという自負とプライドがあったようです。

★元治元年(1864年)7月8日に起きた池田屋事件・・・夜8時に新撰組と会津藩が待ち合わせていたが、しびれを切らした近藤勇が7時に動き出してしまって、尊王攘夷派志士らを殺さず一網打尽にする予定が狂い、斬り合いになってしまった結果深い遺恨を残すことになった。しかし市中の放火や騒乱を未然に防ぐことができたとも言及。

●江戸時代の女性の名前の付け方や、旧暦で換算した月の形、江戸時代に無かった食べ物、これからの大河の展開についてなど、興味深い話が盛りだくさんでした。



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