京都シリーズV・目次に戻る

                                        トップページに戻る

京都シリーズV

矢田寺(やたでら・矢田地蔵)

中京区寺町通三条上る(新京極)  
2012.12

■新京極の商店街に位置する。西山浄土宗の寺で、通称矢田地蔵の名で知られる。平安時代の初め、大和国(奈良県)の矢田寺の別院として五條坊門(しもぎょうく)に創建され、以後、転々とし天正7年(1579)に現在地に移された。















本尊の矢田地蔵は高さ2mの立像で、開山の満慶上人が冥土へ行き、そこで出合った生身の地蔵尊の姿を彫らせたものといわれ、俗に代受苦尊と呼ばれ、地獄で亡者を救う地蔵として人々の信仰を集めている。梵鐘は、六道珍皇寺の「迎え鐘」に対し、当寺は「送り鐘」と呼ばれ、死者の霊を迷わず冥土へ送るために撞く鐘とされている。毎年精霊送りには大勢の人でにぎわう。















●地蔵   ●しあわせ大日如来
















京都シリーズV・目次に戻る

トップページに戻る


inserted by FC2 system