京都シリーズV
水戸藩邸跡・・徳川頼房(家康の11男)が初代藩主
京都市上京区烏丸下長者町西入北側 2013.7
江戸時代に此のあたりに水戸(茨城)藩邸がありました。水戸藩邸は貞享(じょうきょう)3年(1686)の地図「旧藩々上邸箇所」に記されています。明治の初め、藩邸が廃止された時は、敷地が1302坪と広大でした。
水戸藩は徳川頼房が初代藩主。御三家の一つ(水戸徳川)で石高は三十三万石。二代藩主の徳川光圀(水戸光圀)は頼房の三男にあたる。光圀は「大日本史」の編纂にとりくみ、この水戸藩邸がその拠点となりました。
水戸藩は幕末、佐幕派と尊王攘夷派に分裂しました。時代劇「水戸黄門」や、映画「桜田門外の変」など後世においても何かと話題の多い藩といえます。
藩邸の場所は、烏丸通りを挟んで向かいが、京都御所の蛤御門。下長者通を挟んで向かいが護王神社。
藩邸跡地には京都ガーデンパレスホテルがあります