花の寺・花の名所

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浅草寺2.伝法院庭園(国指定名勝)・・桜、椿  2018.3  東京都台東区

■伝法院庭園公開      ●五色幕が張られた入口

















●五重塔相輪(そうりん)旧宝珠(宝珠)・・災いを回避した霊験あらたかな宝珠

案内板より・・五重塔は仏舎利を奉安するための仏塔です。塔の上には相輪が飾られ、宝珠はその最上部に位置します。この宝珠はかって現五重塔を荘厳していました。宝珠は仏教において「意のままに願いを叶え、災いを引き受けてくれる宝の珠」という意味を持ちます。仏の時物などとして表される一方、それ自体が霊験あらたかな存在として信仰されることもあります。
平成23年3月11日に発生した東日本大震災は多くの人命や家屋を奪いました。当時、浅草寺も震度5弱の地震に見舞われ、多くの堂舎が被害を受けました。特に五重塔では重さ154キログラムもある相輪の宝珠が落下する事態となりました。ところが幸いにも宝珠は参拝者のひしめく正面参道側を避け、反対側の誰もいなかった伝法院庭園に落下しました。この宝珠は、震災の凄まじさを示す証拠である一方、観音さまの意を汲み、災いを引き受けてくれた宝珠自体の力も示すこととなったのです。

















●水仙、椿  ●苔と石造り灯籠
















●待合  ●茶室・天祐(てんゆう)庵

天明年間(1781~1789)に、名古屋の茶人牧野作兵衛によって、京都市、表千家左邸内の「不審庵」(安土桃山時代に千利休によって造られた)を模して建てられたもので、その実体を伝えている点では最古といえる。戦後に五島慶太翁と浅草寺婦人会の尽力によって奉納移築された。東京都の重宝に指定されている。














●しぼりなどの混じった椿が茶室の脇にありました













●伝法院は浅草寺の本坊、阿弥陀三尊像を安置する。客殿と大玄関は安永6年(1777)に建てられました。2015年、客殿・玄関・大書院・小書院・新書院・台所の六棟が重文になりました。

●回遊式庭園は江戸時代初期の寛永年間(1624~1644)、小堀遠州により作庭されました。2011年、国の名勝となりました。














●椿

























●枝垂れ桜が美しい





































●奥の二幅

豊道春海の書

中国の王義之の書評を
題材としたもの





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