花の寺・花の名所
堀切菖蒲園・・菖蒲まつり(花菖蒲)
2014.6 葛飾区堀切2-19-1
■堀切菖蒲園は江戸名所の一つとして古くから知られています。、一説に文化年間(1804~1817)に堀切村の農民、伊佐衛門(小高氏)が花菖蒲に興味を持ち、本所の旗本/
万年録三郎「十二一重」を、花菖蒲の愛好家松平左金吾(菖翁)から「羽衣」「立田川」などの品種を乞い受け繁殖させたのが始まりと言われています。
堀切で最初の菖蒲園は、江戸時代末期に開園した小高園で、明治に入ると武藏園・吉野園・堀切園・観花園などの菖蒲園が開園しています。この堀切菖蒲園の前身は堀切園です。
堀切の花菖蒲の様子は「江戸百景」に数えられ、鈴木春信・安藤広重・歌川豊国らの錦絵の題材にもなりました。明治39年には「東京遊行記」に、明治43年には「東京近郊名所図絵」に紹介され、全盛期は明治中期から大正末期と言われています。園内には「十二一単衣」「酔美人」「げい裳羽衣(げいしょううい)」など希少な品種も多く見られます。
●入口 ●入口の装飾(ゆかたと傘) ●黄色のゆり