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清澄(きよすみ)庭園・・都指定名勝
東京都江東区清澄3−3−9(清澄白河駅徒歩3分)
2014.7
■★江戸時代・・この地は江戸の豪商・紀伊国屋文左衛門の屋敷跡という説があります。近くに文左衛門の墓があります。享保年間(1716〜1736)に下総国・関宿の城主・久世大和守(くせやまとのかみ)の下屋敷となり、庭園のもとが形づくられました。
★明治時代・・明治11年、岩崎弥太郎がこの地を買い取り、社員の慰安や貴賓を招待する場所として庭園を造成、2年後「深川親睦園」を開園。その後も隅田川の水を引いた大泉水を造り、周囲に全国の石を配置し明治の庭園を代表する回遊式林泉庭園が完成しました。
★大正時代・・大正12年9月の関東大震災で大きな被害を受け、東京市が寄付を受け管理するようになりました。
★昭和時代・・昭和7年7月24日開園
●生駒石 ●摂津御影・なつめ水鉢
●佐渡赤玉石 ●大和御影石・水鉢
●伊豆川奈石 ●石と松の配置が絶妙です
●大正記念館・・大正天皇の葬儀殿を移築したもの。戦災で焼失したため昭和28年貞明皇后の葬場殿の材料を使って再建され、平成元年4月に全面改装されました。
●磯渡り・・石の上を歩き、より身近に池の景観が楽しめるようになっています
●松島と雪見灯篭
●富士山・・本庭園で最も大きい築山。春にはツツジとサツキが燃え立つように咲きます。
●磯渡り
●涼亭・・数寄屋造りの涼亭は明治42年に国賓として来日した英国のキッチナー元師を迎えるため、岩崎家が建てたもの。昭和60年全面改装が行われました。平成17年に東京都選定歴史的建造物に選定されました。
●甲羅干しする亀 ●亀と鴨
●古池の句碑・・「古池や かはづ飛び込む 水の音」(松尾芭蕉)
隅田川の岸にありましたが、護岸工事のこの地に移されました