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浜離宮恩賜庭園

2014.10  東京都中央区

■この地は、もと葦の生い茂る将 軍家鷹狩りの場でしたが、承応年間(1650年代)に甲府宰相・松平綱重の別邸となり、庭園として造成され、甲府殿浜屋敷と呼ばれていました。綱重の子・ 綱豊が六代将軍家宣(いえのぶ)となると、名を浜御殿とし、大規模な改修が行われ、景観が整えられた。園内には茶屋・鴨場を設けるなどして将軍家の行楽や 接待の場となった。また江戸城の出城としての役割も担った。その後11代将軍・家斉(いえなり)の時代になり現在の姿に完成した。

8代将軍吉宗の曾孫に当たる、11代将軍・家斉(いえなり)は、この場所をこよなく愛し、在位50年の間にこの地を248回御成り、他の将軍を圧倒している。御庭を大改修し、松の御茶屋・鷹の御茶屋・燕の御茶屋・新銭座鴨場を造った。














★ 明治維新後は皇室の離宮とされた。関東大震災や戦禍で多くの建造物や樹木が損傷した。昭和20年、東京都に下賜され、翌年から公開された。昭和27年、国の特別名勝及び特別史跡に指定された。

●庭園の西側に位置する東京湾























●御亭山(おちんやま)












●松の御茶屋












●潮入りの池に浮かぶ、中島の御茶屋とお伝い橋

中島の御茶屋は寛永4年(1707)に造られて以来、将軍・公家の休憩所として活用されてきた。現在の建物は昭和58年に復元された。



































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