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肥後細川庭園・・・細川家秘伝の菓子
2017.5 東京都文京区目白台1−1−22
■この地は江戸時代中期、旗本の邸地となり、江戸末期には大名の下屋敷となり、幕末に肥後熊本54万石の藩主細川越中守の下屋敷となりました。第二次世界大戦後、所有者が数度変わり、その後1961年に都立公園として開園しました。1975年に文京区に移管され今日に至っています。
今年(2017)の3月18日に「新江戸川公園」から「肥後細川庭園」に名称が変わり、お祝いの式典が行われました。式典には細川家18代当主で元首相の細川護熙(もりひろ)氏、熊本県知事、熊本市長、くまモンが参列し式を盛り上げました。文京区と熊本県・熊本市の絆がさらに深まります。
●細川家の九曜の紋
●池泉回遊式庭園
●雪見灯籠と、ツツジの築山
●十三重塔
●鹿威し
★松聲閣(しょうせいかく)・・細川家の学問所。大正期の一時期、細川家の住まいとして使われていました。2016年改修し再び公開されました。
●玄関のくまモン
●出窓のくまモン ●2F和室・山茶花・・床の間の飾りは、熊本県山鹿市から寄贈の「山鹿(やまが)灯籠」
●和室からの眺め
●1F・和室「椿」(呈茶の部屋)・・端午の節句の飾り、床の間
熊本県ゆかりの飾り・・きじ馬、小代焼の大皿、肥後てまり
部屋からの眺め
★細川家秘伝の菓子・・熊本市中央区「香梅」謹製の「加勢以多(かせいた)」
加勢以多(かせいた)は、ポルトガル語のマルメロジャムの箱という意味。餅粉で作られた板にマルメロ(カリン)の甘酸っぱい羹(かん)が挟まれていて、とても美味しい。江戸時代、幕府への献上品となっていた細川家秘伝の伝統銘菓。細川家の九曜の紋が印されています。