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三渓園・・望塔亭  

2019.7  神奈川県横浜市中区本牧三之谷58−1

■三渓園は、明治時代末から大正時代にかけて製糸・生糸貿易で財をなした横浜の実業家・原三渓(本名;原富太郎 1868〜1939)が東京湾に面した三之谷と呼ばれる谷あいの地に造り上げた、広さ5万3000坪の日本庭園です。

明治39年(1906)に一般公開された外苑と、三渓が私庭としていた内苑の二つの庭園からなり、京都や鎌倉などから集められた17棟の歴史的建造物と四季折々の自然とが見事に調和した景観が見どころとなっています。17棟の内、10棟が重要文化財・2棟が横浜市指定有形文化財になっています。

三渓園は、美術・文学・茶の湯など近代日本文化の一端を育んだ場所でもあります。三渓が収集した美術品や茶道具は5000点以上で、その中には国宝・重文が30件以上含まれています。

学術上・芸術上、そして観賞上優れていることから、平成19年(2007)には国の名勝に指定され、庭園全域も文化財として位置づけられました。

★正門門柱・・明治39年(1906)築


















★大池と三重搭











































★ハスと三重塔
































★鶴翔閣(かくしょうかく・横浜市指定有形文化財)・・明治35年(1902)築、平成12年(2000)修復

三渓が住まいとして建てた、延床面積950uの建物。文化人や政界人、財界人が多く出入りし交流した場所。現在は貸し出し施設として活用されています。
















★三渓記念館・・平成元年(1989)築。三渓の業績やゆかりの資料・美術品を展示。

●大池から望む記念館
















●「三渓園と日本画の作家たち」・・原三渓没後80周年記念

三渓は岡倉天心の要請を受け、日本美術院を中心とした作家たちを支援しました。支援した作家の作品約30点が展示されています。横山大観、下村観山、安田靫彦、今村紫紅、速水御舟・・と蒼蒼たる画家の作品が並んでいました。


















★茶席・望塔亭



















●池の借景がすてきです ●野点傘のお軸とムクゲの花・つぼみ・葉の風情もすてきです。
































●紅白の落雁・・大池の松・舟と三重塔の景色となっています ●裏千家・石井宗錦(そうきん)先生に点てて頂いた抹茶

















●ミュージアムショップ









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