寺社
上野東照宮
2015.4 東京都台東区上野公園9ー88
祭神として徳川家康(東照大権現)・徳川吉宗・徳川慶喜を祀る。元和2年(1616)、2月4日、見舞いのため、駿府城にいた藤堂高虎と天海僧正は、危篤の家康公の病床に 招かれ、三人一処に末永く魂鎮まるところを造ってほしいと遺言された。そこで藤堂は藤堂の家敷地であった上野の山に寛永4年(1627)に本宮を造営し
た。その後20年近く経た1646年、東照宮の名が授かった。
日光東照宮、久能山東照宮をはじめ、全国各地の東照宮と区別するため「上野東照宮」と呼んでいるが、本来は「東照宮」が正式名称。
●石造明神鳥居 ●神楽殿
●参道にずらりと並ぶ諸侯寄進の石灯籠 ●寛永寺・五重塔
●銅灯籠(重文)・・50基の灯籠は諸国の大名が法会用に寄進
■唐門(重文)・・社殿と共に、平成21年1月より4年かけて、修復が行われました。
■社殿(重文)・・金色殿
慶安4年(1651)年に三代将軍・徳川家光が大規模に造営した。この年の4月、家光は48才で病死している。この年に造営された社殿・唐門・透塀(すきべい)・大石鳥居は現存し、江戸の面影を残した豪華な建物は、重文に指定されています。
●透塀(すきべい)・・向こう側が透いて見える塀。野山の鳥などの生き物や植物が彫られている
◇本殿・幣殿(石の間)・拝殿の権現造・・金箔がふんだんに施された金色殿
外壁の彫刻は鷹・鶴・鳳凰・・獅子、松・菊・牡丹・芙蓉などの植物が施されている。
●拝殿
●拝殿前と唐門
◇拝殿側から見た唐門・・日本で唯一の金箔門、大変、豪華である。
◇敷地の一角にある栄誉権現社・・四国八百八狸の総師。狸(他を抜く・たぬき)は強運の開祖として信仰が厚い。