寺社

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道場寺

★天平・鎌倉・室町・安土桃山・江戸様式を網羅

★北条氏康印判状(
練馬区指定文化財)

2016.6  東京都練馬区石神井台1−16−7

■豊島山・道場寺

★曹洞宗(禅宗)の寺です。この寺は文中元年(1372)、石神井城主・豊島景村の養子輝時(北条高時の孫)が、大覚禅師を招いて建てたもので、その時、輝時は自分の土地を寺に寄付して、豊島氏代々の菩提寺としたと伝えられています。今でも豊島氏の菩提が弔われ、境内には文明9年(1477)、太田道灌に滅ぼされた豊島氏最後の城主泰経や一族の墓と伝えられる石塔三基があります。

★東司の七宇を七伽藍として呼んでいますが、昭和11年の旧本堂着手から60年の歳月を要した当山の伽藍は日本の古典建築様式を網羅しています。天平様式から江戸様式までバラエティに富んだ古典建築様式になっていて、後代に誇れる威容となっています。

★道場寺には、北条氏康印判状が所蔵されています。この古文書は、永禄5年(1562)4月21日、小田原の北条氏康(1515〜1571)から禅居庵にあてて発給した虎の朱印状です。内容は道場寺分の段銭(たんせん)、懸銭(かけせん)などの税金を免除するもので、練馬区に有する後北条氏関連の唯一の文書です。

●入口の、美しいツツジ





































●新緑の美しい境内












●室町様式の山門












●咲き始めたガクアジサイ、ヤマアジサイ












●本堂・・奈良・唐招提寺の金堂を模した天平様式

佛殿と法堂が一体となったもので本尊様を安置し各種の法要を行う場所で寺院の最も重要な建物であり、釈尊の教えがある場所です。













●佛搭・・釈尊の遺骨を祀った墓所であり礼拝の対象であります。これは釈尊の姿に相当します。

●京都・桂離宮を模して建てられた客殿・・江戸様式















●鎌倉様式の三重塔

昭和48年(1973)に建築。内には人間国宝・故香取正彦作の金胴薬師如来像が置かれ、その台座にはスリランカより拝受の仏舎利が泰安されています。
















●帝釈尊天像















●安土桃山様式の鐘楼・・鐘楼は鐘つき堂のことで当山では朝6時に梵鐘を鳴らしますが、これは釈尊の声となります。

●風情のある寺の通路












           


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