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川越道緑地・古民家園1. 2016.2 東京都立川市幸町4−65
■小林家住宅・・小林家は現・立川市幸町4丁目江戸時代以来、7番地の1にあって江戸時代以来、旧砂川九番組に属してきたお宅です。その母屋は砂川では数少ない土間を除く六部屋で構成されている六間型(むつまがた)で高い技術と優れた材料が用いられ、座敷内の飾りは武家住宅に匹敵するほどの格式があり、平成元年に立川市の文化財に指定され、同年から解体工事が始まり、以降、近くの川越道緑地内に移築・復元されました。平成5年、立川市の指定有形文化財になり保存・展示されています。移築前の解体調査では嘉永五(1852)と書かれた部材が発見され、江戸末期の建築であることがわかりました。
●白塗りの蔵
●説明板 ●チラシなどが置かれている管理棟
●ちょうど梅が咲いていて、茅葺き・入母屋造りの古民家の風情にピッタリでした
●貯穀倉(ちょこくぐら)・・穀物や味噌などを入れておく
●庭の紅白の梅
●玄関前の大八車(代八車・・だいはちぐるま)・・江戸から昭和初期に使われた人力荷車。
●土間に置かれた農機具
●センバコキ・・麦の粒を穂から落とす
●万石(まんごく)どうし・・ボウチを終えた後、小麦の皮がついているものと、ついていないものに分ける
●石臼・・小麦をひいて粉にする
●唐箕(とうみ)・・中国から伝わり、元禄時代(1688〜1704)から使われ初め、全国に普及したのは明治・大正になってから。昭和30年代まで使われていて、以降プラスチックになった。
●かまど ●お勝手
●お勝手の、無双窓(むそうまど)・・風や光を採り入れたり、換気のための窓・・よく時代劇に出てきます
●流し
●水瓶、桶
●調理器具・食器・・お勝手に近い座敷の隅に置かれています
●おひつ・・わらで編まれた籠に入っていてご飯が保温されるようになっています。
●鉄なべと杓子(しゃくし)●木ばち・・粉を練る ●うどんやそば作りに使う、のし板・のし棒
●すり鉢 ●箱膳(はこぜん)・・昭和初期まで一人ずつの箱膳がありました。箸・茶碗・皿がセットになっています。