◆◆新撰組・幕末の部屋
日野宿1.・・八坂神社(日野市指定重要文化財)
★後の新撰組隊士が剣術額を奉納
2014.9 東京都日野市日野本町3−14−12(JR日野駅徒歩2分)
■日野宿・・江戸時代の初めに定められた甲州道中の宿場のひとつ。土方歳三や沖田総司のふるさと、新撰組ゆかりの地でもある。
■多摩川の淵から拾い上げられた牛頭天王像を祀り祠を建てたという説がある。今から600年以上前の応永5年(1398)に普門寺の管理社とされた。牛頭天王は祇園精舎の守護神で祇園社にゆかりがあることから、明治になり牛頭天王社から八坂神社と名が改められた。佐藤彦五郎(新撰組後援者)の子孫により、神社の祭りが行われている。
●牛頭天王が祀られている
●青面金剛像・弁財天像が祀られている八幡社
●剣士23名の奉納額・・後の新撰組隊士の名前も連なる
安政5年(1858)天然理心流近藤周助の門人であり、佐藤道場で稽古に励んでいた25名によって八坂神社に奉納された。欅板(けやきいた)に大小2本の木刀が掛けられている。メンバーぼ最後に嶋崎勇とあるが近藤勇のことである。沖田惣次郎とは後の沖田総司である。正式入門が安政6年の土方歳三の名は無い。八王子の千人同心、井上松五郎と弟の井上源三郎の子孫は今でも日野で近藤勇の子孫と共に「天然理心流勇武館」を組織し、流派を継承している。